声優専門学校

声優専門学校はやばい・闇が深い?後悔してる?辞めた人の末路など

声優を目指しているけど進路に悩んでいる…。

声優の専門学校って実際どんなところ?

今回は、声優専門学校がやばいと言われる理由や闇について、専門学校の卒業生が解説します。

入学後に感じた大きなギャップ実際に受けた授業内容など気になりますよね。

さらに、辞めた生徒はその後どうなるのか?

卒業した生徒は声優業界で働けるのか?

など踏み込んだ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

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声優専門学校がやばい、闇が深いと言われる理由

  • 授業料が高い
  • 現場で活躍している人が少ない

確かに声優の専門学校や養成所は活躍している声優さんを”主な卒業生”として案内しています。

あくまで”主な”ですので、万人が同じように活躍できるかと言われたらNOであるということは念頭に置いておいてください。

しかし、やはり授業料は高額にはなります。

講師が外部で活躍をしている現役の方ということ、マイクや音響設備、施設など維持費も多くかかるため授業料は高くなってくるのかなと思います。

声優専門学校を卒業して後悔はある?

声優専門学校を卒業した感想をお話しできたらと思います。

自分はコロナウイルスが流行する前から流行の始まった2年間専門学校に通っておりました。

授業内容

最初の1年はアフレコをする機会がほとんどありません

発声や舞台上の芝居、ダンスや歌などを勉強しました。

YouTube作成、演劇研究や心理学や自己PRなどの座学、殺陣や舞踊、洋楽など豊富な授業から選択して勉強ができました。

コロナ渦に入ってしまい、授業を受けられる人数が少数で抽選に漏れたり、自分の中で進路が確立されて受けることのなかった授業もありました。

でも、卒業してから受けていれば良かったと思うことが多いので、どんな授業でも受けられるものは受けておくと必ず力になると思います。

人間関係

人との繋がり作りがとても大変だけれど特に大切だと感じました。

在学中にデビューしている先輩達は、ほとんどの方が外部の方との繋がりでデビューしています。

講師の先生とたくさん関わることや、自分でできることを率先して探していく必要があると痛感しました。

そして、貴重な友人関係を築くことが出来ました。

文化祭でほとんどの学生がアニメのコスプレをしていたり、学校内で有名なアニソンが流れたら大合唱始めたりしたところは専門学校ならではでとても面白かったです。

もちろん、切磋琢磨する関係ではありましたが、アニメやゲーム、声優、舞台好きの仲間がほとんどなので、休みの日や学校終わりに共通の趣味で遊んだことが思い出になっています。

授業のわからないところを質問しあったり、観劇の後の感想は授業で習った目線で語り合ったりして、お互いに自分の物にしようとすることのできる環境だったところが本当にありがたかったです。

学校行事

”大手事務所が集まる学内オーディション”が私の通っていた学校でもありました。

ですが、一次審査は学校の先生が審査を行っており、その審査に通過した少数の生徒が大手事務所の方の前でパフォーマンスを披露できるというものでした。

”全員が大手事務所の方の前でパフォーマンスできる”という学内オーディションをイメージしていたため想像と違ったことに驚きました。

他の専門学校に通っていた友人も同じようなことを言っていたので、そこに興味があるという方は学校の説明会で確認した方がいいかもしれません

そして、コロナ渦で減ってしまいましたが自分の通っていた学校では舞台の無料招待であったり特別割引をしていただける作品が多かったためたくさん利用させていただきました。

毎月3本前後を平均にして、多いときは月に8回舞台を観に行ったくらい勉強をさせていただきました。

元々2.5次元舞台が好きだったこともあるのですが、特に2.5次元舞台や2.5次元俳優と呼ばれる方が出られている作品の招待が多かったため、自分でチケットを取っていた作品も招待があった際には利用させていただいて今の自分に足りないところを確認する機会にしたり、キャラクターをどのように表現しているのか観たりしてとても有意義な時間でした。

そして、学内で年に数回外部イベントのオーディションがありました。

自分はそのオーディションで合格させていただき、数万人規模のアリーナで超人気声優さんやアニソンシンガーさんたちと同じ舞台で学内の仲間とパフォーマンスさせていただきました。

今後体験できるかわからないとても素敵な体験をさせていただき学生時代の一番の思い出になっています。

最近では自分の卒業した学校のSNSでも度々学生代表として作品に出演したという話題が上がっているため、自分の在学していたときよりも案件が増えたのか在学時の自分の情報不足なのか分かりませんがこのような機会は逃さないように積極的に参加した方が必ず身になると思います。

自分は専門学校を卒業して良かったと感じています。

なかなか学ぶことの出来ない内容を学べること新しい繋がりができることが特に大きな理由です。

正直、新しい繋がりを作るというのは専門学校ではなく大学でもできる内容です。

むしろ自分とは目指しているもの、考えていること、好きなことが全く違う人と知り合いたいということであれば大学を目指した方がより有意義かもしれません。

しかし、細かい違いがあっても同じ趣味を持っている、目指している物が同じ仲間が多いのは専門学校の良さだと思います。

同じ物が好きだからこそお互いに情報共有をしたり、同じ目標を目指しているからこそ躓いている部分をみんなで解決しようと結束したりすることが出来たのはとても素敵な経験でした。

ほかにも学外のイベントの出演や、たくさん舞台を観に行ったりすることは専門学校だからできたことであったり、より充実して行えたりしたことの一つです。

また、歌やダンス、芝居は働き始めてから勉強の時間を作ることがなかなか難しいけれど専門学校に通って時間を作ることで学ぶことが出来ました

そして何よりも良かったと思うことは、滑舌や発声について学べることが自分にとって大きな学びでした。

声優を目指しているから当たり前と思うかもしれません。

しかし、声優を目指す、目指してないに限らず声のトーンや滑舌、声の出し方は学んで損がないです。

そこを学ぶことができたのは本当に自分にとって一番のメリットでした。

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専門学校を辞めていった人の末路

分かれ道

途中で学校を辞めていった方たちがどうしているのかは不明です。

卒業したみんなと同じように働いているのでは…?と思います。

辞めていった理由は人前に出ることがどうしても克服できなかったり、自分の中で区切りをつけるためだったり人それぞれです。

学校は卒業したけれど諦めて声優業界を離れた仲間もいれば、もう一度いつかチャレンジするために声優業界を離れた仲間、舞台や映像の俳優という違う芸能の道に進んだ仲間、裏方の業界に入った仲間、違う養成所に入りなおした仲間などそれぞれが違う進路に進んでいます

いつも明るく講師の方にも気に入られて、たくさん人との繋がりがあってこういう子が声優になるんだろうなという友人の一人は2年生に入る段階で声優の進路変更していました。

また、同じようにいつも明るくて講師の方にも気に入られていて学内オーディションでも実績のあった友人の一人も卒業と同時に地元に帰りました。

やはり理由はそれぞれです。

そして自分自身も在学中の変化で声優ではなく俳優という道に進みました

しかし、声優を目指すために学んだことは何一つ無駄になっていないということも事実です。

最後に

声優アフレコマイク

最後に声優の専門学校で自分の感じたギャップ学んだことをまとめられたらと思います。

ギャップ

  • 学内のオーディションは全員が事務所の方にパフォーマンスや資料を見てもらえるわけではない。
  • 主な卒業生が得た在学中のデビューは自力で見つけ出して得た案件であることが多い。
  • 最初の一年はアフレコの勉強よりも舞台上での芝居を勉強するということ。

学んだこと

  • 学びたいと感じた授業は自分のためには意味がないかもと感じても可能な限り学んでおくこと。
  • 講師の方含めて人との繋がりを作れるうちに作っておくこと。
  • 作品に触れている人ほど力になること。
  • 芝居と本気で向き合える人と仲良くなって自分をより高めていくこと。

 

声優の専門学校についていかがでしたでしょうか。

やはり本気で学んでいる人程、それぞれの業界で少しずつ仕事を手にしています

本気で授業に取り組む仲間同士で仲良くなると、作品を違う目線で観ることができるようになるし、自分たちの意見を交換し合えるようになります。

自分は学生時代、本気で取り組んでいる仲間と仲良くなれたことで自分の滑舌や歌い方などたくさん意見を出してもらって改善することが出来ました。

しかし、自分は外部の方との縁が少なかったことにより情報を得ることが出来なかったり、チャンスを逃たりすることがたくさんあり、在学中ではなく卒業後にとても苦労しました

だからこそ、今後声優を目指す方には専門学校を選ぶときにお互いが本気でできる環境なのか自分が縁を作れる環境なのかを大切にしていただきたいです。

本気で声優を目指しているのであれば、専門学校に通うというのはとても素敵な選択肢だと思います。

何度もお伝えしている通り高額な学費には理由があります。

しかし、自分次第で経験、技術を得ることができるし、学生であるが故に夢に向かって使える時間を作りやすい環境になります。

ぜひ専門学校に通うか悩んでいるというのであれば視野に入れてみてください。

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